活字と猫と、財布の穴と。

活字と猫と、財布の穴と。

モノグサーで詰めの甘い嫁カティが一念発起。帰りたくなる家をつくる!…そのために考え出した答えは…「当たり前のことを当たり前にできるようになること」でした。の、記録。

家を出る日。前日

毎日バタバタしていました。

 

母の新居も無事に見つかりました。

後は入居時の審査結果を待つばかりです。

 

私の方も荷造りを終えました。明日はこの街を離れます。

日本の半分くらいの距離の街に行きます。

 

この生まれ育った街に帰ってきたのは1年と数ヶ月前でした。

離婚をして、とりあえず行き場がなかった私が、老いた母の様子を見に立ち寄ったところから、ずるずると10年振りくらいの同居が始まりました。

母子家庭です。母はずっと10年前に飛び出した私に、やり直せるなら〜…という話ばかりしていました。

そんな老いた背中が寂しくて。コレからは母の為に生きようと思いました。それも悪くないかなと思っていました。

 

近くにいると喧嘩ばかりでした。

母とも弟とも険悪になってしまいました。

大好きなはずなのに…うまくやれませんでした。

 

近すぎるとうまくいかない私たち。

私がこの街を遠く離れる事が決まって約1年。

泣かれ、怒られ、拗ねられ、過去の色々まで掘り出しては攻撃的になってしまったり、弟にキツイ言葉もかけられてしまったり

色んな事がありました。正直辛いだけの毎日でした。

 

でも、その日が近づいてくると、母はだいぶ穏やかになり、楽しく過ごす事ができるようになり、二人の時間も穏やかに笑顔が見られるようになってきました。

…どうせなら最後まで憎んで旅立てたら…どんなに楽だったか。

 

大好きな母の姿を見ているのが辛くて、悲しくて

今の母ならずっと一緒にいられるのに。もっとやってあげたいこと、したかったことがたくさんあるのに。と後悔の思いに潰されそうでした。

少し気を緩めるとすぐに涙がこぼれてしまいます。

悲しいです。とっても悲しいです。

 

老いた母(一人だと色んな事が心配)を一人残して遠く離れた場所に行く不安や、申し訳なさや、心配や、とにかく色々。

 

気を抜くとすぐ泣いてしまいそうになるので「ありがとう」も「ごめんね」も言えませんでした。言いませんでした。

過去の楽しかった思い出話を始める母の言葉を遮って、その場からすぐに離れてしまいました。

それしかできませんでした。

 

本当は伝えたい事、たくさんあるのに。

今日を逃したら、もう逢えないかもしれないのに・・・だめでした。

 

悲しいです。とにかく悲しいです。

ないてばかりいます。

 

早く明日になって、早く周りが忙しくなって、考え事をする暇もなくなってしまえばいいのにと思います。

 

 

ありがとう。

色んな事、ありがとう。

そして大好きです。あなたの娘で良かったです。幸せです。

 

伝えたいのに伝えられない言葉。今はただ出来なかった事の羅列で後悔ばかりです。